基本情報
起始 | 小円筋の下方で肩甲骨下角の後面① |
停止 | 上腕骨小結節① |
支配神経 | 肩甲下神経① |
髄節レベル | C5・C6① |
作用 | 肩甲上腕関節伸展・内転・内旋① |
関連情報
・大円筋と広背筋は下角より遠位の走行がほぼ一致しているため、十分な鑑別が必要である。 ②
・肩の後方には内側腋窩隙と外側腋窩隙とよばれる2つの経路がある。 ②
・内側腋窩隙は大円筋、小円筋、上腕三頭筋長頭により形成される三角で、ここを肩甲回旋動脈、静脈が通過する。 ②
・外側腋窩隙は大円筋、小円筋、上腕三頭筋長頭および上腕骨縁により形成される四角で、ここを腋窩神経と後上腕回旋動脈、静脈が通過する。外側腋窩隙はquadrilateral spaceともよばれる。 ②
・90°屈曲位:内旋と伸展に作用
90°外転位:内旋と内転に作用 ②
・肩関節周囲炎では大円筋の圧痛、攣縮とも強い症例が多く、可動域制限の原因となる。 ②
・関連疾患:肩関節周囲炎、投球障害肩、肩甲下神経麻痺など。 ②
引用文献
①林典雄 監修,鵜飼建志 編著:セラピストのための機能解剖学的ストレッチング 上肢 第1版,2016
②林典雄 執筆:改訂第1版 運動療法のための機能解剖学的触診技術‐上肢,2012
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