大胸筋腹部線維

基本情報

起始腹直筋鞘最上部の前葉①
停止上腕骨大結節稜①
支配神経胸筋神経①
髄節レベルC5~T1①
作用肩甲上腕関節伸展・外旋・水平伸展①

関連情報

・肢位別作用

 肩関節下垂位:屈曲、内旋

 90°屈曲位:水平屈曲

 90°外転位:水平屈曲 ②

・随意性肩関節脱臼例では、大胸筋の過剰収縮が、骨頭の前方脱臼の重要な要因とされている。②

・肩関節拘縮例において大胸筋が制限因子となる場合には、各線維群により制限される方向が異なるため注意が必要である。②

・腱板訓練時に肩甲下筋の強化を行う際には、大胸筋による代償運動が入りやすいので注意が必要である。②

・関連疾患:随意性肩関節脱臼、肩関節拘縮など。②

引用文献

①林典雄 監修,鵜飼建志 編著:セラピストのための機能解剖学的ストレッチング 上肢 第1版,2016

②林典雄 執筆:改訂第1版 運動療法のための機能解剖学的触診技術‐上肢,2012

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