基本情報
起始 | 恥骨結合の外側① |
停止 | 脛骨粗面の内側① |
支配神経 | 閉鎖神経① |
髄節レベル | L2・L3① |
作用 | 股関節内転・屈曲・外旋、膝関節屈曲、下腿内旋① |
関連情報
・薄筋は長い帯状の筋で大腿の最も内側を走行する。 ②
・薄筋は膝関節の近位で縫工筋の後縁に沿うように走行し、その後鵞足を形成する。 ②
・薄筋は股関節内転筋群のなかで唯一の二関節筋である。 ②
・薄筋は股関節の内転及び屈曲に作用し、膝関節には屈曲に作用する。 ②
・下肢が固定された場合には、骨盤を前傾させる。 ②
・鵞足部に疼痛を訴えるほとんどのケースで、薄筋の圧痛所見を認める。 ②
・股関節外転位における膝関節伸展強制にて鵞足部に疼痛が誘発される場合には、疼痛の発現に薄筋が関わっていることを示している。 ②
・薄筋腱は前十字靱帯の再建材料として、半腱様筋とともに利用される。 ②
・関連疾患:鵞足炎、平泳ぎ膝、前十字靭帯など。②
引用文献
①林典雄 監修,鵜飼建志 編著:セラピストのための機能解剖学的ストレッチング 下肢・体幹 第1版,2019
②林典雄 執筆:改訂第1版 運動療法のための機能解剖学的触診技術‐下肢・体幹,2007
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