
基本情報
起始 | 上腕骨外側上顆、尺骨回外筋稜、外側側副靱帯、橈骨輪状靭帯② |
停止 | 橈骨上部(橈骨粗面と回内筋結節の間)② |
支配神経 | 橈骨神経② |
髄節レベル | C5・C6② |
作用 | 肘関節伸展、前腕回外② |
関連情報
・前腕の背側筋群の深層に位置し、橈骨に巻く付くように停止する。②
・橈骨神経深枝は浅枝と分かれたあと、フローゼのアーケードより回外筋内に入り貫通する。その後は各指の伸筋を支配する。②
・肘関節の伸展とともに前腕を回外する。②
・橈骨輪状靭帯に付着する回外筋は、回外運動時に橈骨輪状靭帯の緊張を高め、外側の支持性を高める。②
・回外運動には回外筋意外に、上腕二頭筋が関与する。回外筋固有の筋力を評価するときには、肘関節を最大に屈曲し、上腕二頭筋の働きを排除することで、ほぼ回外筋単独の筋力が把握することができる。②
・回外筋を貫通する橈骨神経深枝はしばしばこの部分で絞扼され、後骨間神経麻痺が生じる。これを一般に回外筋症候群という。②
・回外筋症候群(後骨間神経麻痺)、前腕回外拘縮、上腕骨外側上顆炎など。②
引用文献
①林典雄 監修,鵜飼建志 編著:セラピストのための機能解剖学的ストレッチング 上肢 第1版,2016
②林典雄 執筆:改訂第1版 運動療法のための機能解剖学的触診技術‐上肢,2012
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